時間が出来てやりたかったこと④~『モノづくり』をする~
私はこれまで半導体設計という『モノづくり』の仕事をしてきました。
会社を辞め、もう半導体設計には携わることはないとは考えていましたが、
まだ『モノづくり』をしたいという気持ちが残っていました。
でも『何を作る』のか?
退職前に少し考えていましたが、何も思い浮かばない。
考えていても埒が空かないので、とにかく手を動かそうと思いました。
でもやはり『何をする』のかということになります。
そのように私の頭の中でモヤモヤしているところ、一冊の本に出会います。
『Free』で有名なクリス・アンダーソンが書かれた『Makers』です。
- 作者: クリス・アンダーソン,関美和
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/10/23
- メディア: 単行本
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この本ではArduinoなどのオープンソースや3Dプリンタ、レーザーカッターを使い、低コストで自由に自分の好きなものを作れる時代になったとのことが書かれています。
この本を読んで私に微かな火がつきました。
私は今まで半導体という部品を作ってきました。
そうではなくて、エンドユーザーに届く、『何か』を作りたい!
その『何か』はまだ分かりませんでしたが、これらの技術を習得しようと考えました。
習得するにはどうするか?
インターネットが発達した現代では、これらの情報を紹介した個人のHPがあり、
さらに最近ではschoo!などのフリーのオンラインスクールもあります。
それらを活用し、独学で『モノづくり』の技術を得ることにしました。
あとは、技術を習得しつつも
『誰』に『何』を作るのか?というターゲットを考えていく必要があります。
それは色々なイベントに参加してヒントを得ようと考えていました。
なんとなくには『半農半X』や『有機農業』、『ナリワイ』といった、
大企業が入らないニッチな領域を対象としたモノづくりをイメージしていました。
こんな感じで私は膨大に有り余る夏休み期間で
毎日時間を決めて、『モノづくり』習得に勤しむようになりました。